こんにちは、人形の秀月 十七代目です
多くのお客様はお顔をよく見比べてお人形を選ばれます。
「人形は顔がいのち」と言われますが、それは一理ありだとも思います。
そのお顔も現在では様々な種類があり、昔はその店によって異なるものでいわゆる「そのお店のお顔」というものがあって個性豊かなものでした。
それがいつの日からか、どこのお店に行っても同じお顔ばかりで聞くと「このお顔が一番人気があるから」と。
見事にSNSや広告等で使用されているお顔は、ほぼ同じお顔なんですね。。。
確かに流行りのお顔というものも存在し、お客様からも
「今はどんなお顔が流行りですか?」というご質問もよくお受けします。
この流行りというものですが
「流行れば廃れる」ものであり、流行りの物ばかりをを追いかけてしまうと年月が経てば飽きてしまうものになってしまいます。
不思議な事ですが、流行に乗り流行りが過ぎたお顔は輝きも薄れどことなく寂しく見えてしまう事も。。。
そうなってしまうと可哀そうな事に、どのお人形に合わせても全く生きてこないものになってしまいますので。
そうした事からも私もお顔選びには慎重になりますが、どんなお人形でもそのお顔を使用すれいいという訳ではなく、そのお顔の良さを生かしてあげるという事が必要となります。
それは命を吹き込んであげる様なものですね。それには胴体(お着物)とのバランスが重要で、そこを間違えるとどちらか一方のみが目立ちアンバランスなお人形になってしまします。
お顔ばかりが目立ち、お人形のお顔が浮いている様な状態になってしまいますので。
もちろんお化粧にも気を遣い、そのお人形に合ったお化粧を施し表情を変えていきます。
ただしそれは気付くか気付かれない程度で、お化粧を変えているという事が目立ち過ぎずお人形と一体化する様にと。
人間でもそうですが、厚化粧はちょっと・・・ですから。
そうして「秀月のお顔」となる訳です。その辺りの事を考慮しながら一人ひとりのお人形・お飾りを仕上げていくわけですが、ピタリとバランスが整うとそのお人形のお顔は一気に華やいで生きてきます。
その瞬間はとても嬉しいものですね。
信じられないかもしれませんが、人間と同じで表情が出るんです。
そうなると写真撮影をしていても人間を撮影する時と全く同じで、表情豊かになりどの角度でどの様に撮影といった具合に組み立てていけますので。
元写真スタジオにも在籍していた私が言うので間違いありません。
よく
「秀月さんの写真て綺麗」と言っていただけますが、色も含め修正は全くかけていませんので。
一枚目の写真の殿も大変ご好評いただいているものですが、生き生きとしたお顔をしているかと思います。
これもこのお顔の良さを引き出して揚げた結果ですね。
京風のお顔と関東風のお顔でも全く表情は異なり好みも分かれるところですが、共通して良いお顔というのは単に可愛いとか綺麗だけでなく丁寧な仕事がなされており美しく、奥深く目立ち過ぎない自然な存在感で示してきますので。
時折
「お顔を自由に選べます」という宣伝文句を見ますが、その様な事をせずともお客様にご納得いただける事が人形専門店としての腕の見せ所でありプロの技です。
専門店の人間が自分たちが仕上げられずお客様任せにしなければ何もできないとうのは素人同然でどうかと思いますし、それはサービスではなくてその店の未熟さでしょう。
お顔を何度も差し替えれば襟は汚れ開いてしまいますし、中の藁にも隙間が空いてお顔がグラグラになってしまうという事までは説明されないと思いますが・・・
これが怖いんです。お人形も触れば触るほど傷んでしまいますので、いかに少ない手数でお人形を仕上げ、お人形やお着物に負担を掛けないかという事もプロの技です。
よく「お人形をあっちとこっちで載せ換えて」とやっている所もある様ですが、やればやるほどお人形も痛みだいだいそうした所はお人形自体を物としてだけで大切には扱わないのですし、
他のお客様がとっかえひっかえしたお人形を選ぶというのも心地よいものではないので見るだけでスルーされた方が賢明かと思います。そうしたお人形の扱いも、そのお店の質を見定める方法のひとつですね。
大切な事はそのものの良さを引き出してあげる事で、もちろんそれには基礎となるベース(仕事)がキチンとしていなければならない事が大前提です。
そして仕事を知っている事。
そうした事から先ずは何をお求めになるかより、どこでお求めになるかだと思います。
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十七代目 人形の秀月は
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