Author: 一心
当時は
殆どが毛氈飾りで
毛氈に鳳凰の刺繍が入り
さらに右下に刺繍で十六代目秀月作の銘が入っておりました。
とても
懐かしいお飾りです。
その中でも
O様のお雛様は
能舞台が置かれており
五人囃子の中心には能を舞う人形が・・・
母に聞くと
祖父が考案した
と言っておりましたが
かなり斬新なお飾りです。
さらに
殿と姫には神社幕も。
現在では
これだけのお飾りは
なかなか目にする事ができません。
それほど
貴重なお雛様です。
もちろん
秀月オリジナルのお雛様。
こうして見ると
毛氈のお雛様も良いな・・・
と改めて思ったりもするものです。
それだけ
想い入れが強かったO様は
「自分の子供が生まれたら絶対秀月さんで」
とずっと思っていただいていたそうで。
有り難い事ですね。
そして
今回無事に納めさせていただくと
ご丁寧にお礼のお手紙を送ってくださいました。
心温まるお手紙です。
こうしたお手紙は
心打たれるものがありますね。
こうして
お客様が何代も続いていく事は
そのまま秀月の歴史でもあります。
また
それが信用
というものではないでしょうか。
ただ
売るだけではない
人と人との繋がりです。
伝えたい日本のこころ 美しい伝統
O様この度は
ご丁寧に心温まる
お手紙までありがとうございました。
私どもも
O様のご家族とお子様の
ご健康とお幸せを心よりお祈り申し上げます。
十六代目 人形の秀月/一心は
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
*新年は1月4日より通常営業となります。
12月31日・・・お休み
1月 1日・・・お休み
1月 2日・・・お休み
1月 3日・・・お休み
1月 4日・・・通常営業 10:00~18:00
タグ : 高嶋ちさ子12人のヴァイオリニストクリスマスイブクラシックヴァイオリンコンサート焼津文化会館第九ニューイヤーコンサート人形の秀月
袋井市のS様より
紫色で大人っぽく映える
個性的な秀月オリジナルの羽子板飾りをお選びいただきました。
(類似した羽子板にご注意ください)
もちろん
手づくりの
押絵羽子板。
これほどにまで
紫色にこだわったのは珍しい
とても個性的な羽子板となります。
それは
羽子板の
板までも紫色。
紫色の振袖は
両方向に花が咲いた様に広がる
可愛らしい花振袖仕様となっております。
左右で
異なる裂を
片側には刺繍と
片側には絞りを使用しております。
それぞれ
刺繍と柄を大きくし
見応えのあるお袖へと仕上げられたもの。
一般的に
手に持つものは
扇子等が多いのですが
アレンジした可愛らしい花を持たせてみたり。
髪飾りにも
紫色の花飾りを差し
お顔の表情は少し大人っぽく。
背景には
羽子板が浮かび上がって見える様
シンプルに金を使用し春らしく桜の花を。
足元には
可愛らしい鞠を据えて。
大人っぽさ
だけではなく
可愛らしさも大事ですので。
ガラスには
厚手の面取りガラスを使用し
重みのある高級感が漂う様にと。
そして
オルゴールが
日本のお正月らしく
文部省唱歌 一月一日を奏でます。
徹底的に
紫色にこだわり
仕上げられた個性的な羽子板飾り。
S様この度は
誠にありがとうございました。
明日は大安
十六代目 人形の秀月/一心は
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
御皇室
賜 御嘉納之栄
有職京人形司 平安寿峰。
その
平安寿峰氏が創り出すお雛様を
秀月オリジナル仕様としお飾りを仕上げております。
装束は
黄櫨染御袍(こうろぜんのごぼう)。
これは
天皇が重要な儀式の際に
お召しになる正式な束帯。
赤味を帯びた黄色で
桐竹鳳凰麒麟の文様が織り出されており
この黄櫨染は天皇以外は着用出来ない禁色とされているもの。
一般的に
黄櫨染を使用した殿は
数多くありますが寿峰氏が使用する
裂(きれ)の色や質感等の違いは実際にご覧いただくとお分かりいただけます。
同じ裂でも
これほどに違うものかと。
これは
私どもも
実際に作っているので言えるのですが
同じ様に見えても違いは必ず表れます。
デザインや
発色の違いや
織りの丁寧さ等々。
それ故に
私どもも裂の仕入れは
変える事はありませんので。
それくらい
重要なものとなります。
お顔は
若々しく品を持たせ
若殿らしい雰囲気を。
お着物と
お顔のバランスから
お化粧にもこだわりながら
なんとも言えない上品な表情で魅せております。
そして
殿と姫が持つ
小道具にもこだわりが・・・
それは
京人形小道具師
史桜氏の手作りの逸品。
京人形の小道具を
有職故実に基づき作り続けた
二代目 西澤華英師に師事。
人形装飾品を専門に
ひとつひとつ手仕事で作る
京人形小道具師の職人として唯一の存在で
女性らしくなんとも優しく雅な作品となっております。
こうして
先ずはお人形が完成し
そのお人形を引き立てる様にと
お飾り台や屏風等に入っていく訳ですが・・・
もちろん
そうしたものにもこだわりを持ち
美しいお飾りになる様にと仕上げられております。
これだけ
こだわりを持たせると
それぞれが主張してきてしまい
ギラギラと押しの強いお飾りとなるか
なんだか良いのは分かるのだけれど・・・
とただ高いだけのお飾りになってしまいがち。
何が主役で
引き立て役は何で・・・
とそれそれの役割をハッキリとさせ
どれか一つが目立ち過ぎる事が無い様に。
これだけ
足し算をしてきましたので
引き算方式でお飾りを仕上げていきます。
それでいて
それぞれの良さを
さらに引き出す様にと。
それぞれの個性を
熟知した上でバランス取りですね。
こうして
書き出すと
キリが無いのですが・・・
音楽で例えれば
オーケストラの様な。
やはり
こればかりは
実際にご覧いただくのが一番です。
そんな
美しい平安寿峰氏のお雛様。
十六代目 人形の秀月/一心は
京雛 平安寿峰 正規取扱店として
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
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