袋井市のI様より
秀月オリジナルの特注品となる
高級正絹振袖押絵羽子板飾りをお選びいただきました。
実はI様
内閣総理大臣特別賞を受賞した
美しい前田利家公之鎧もお選びいただいているお得意様。
今回は
桃の節句という事で
先ずはお選びいただいた羽子板飾り。
さすが
若奥様もお目が高く
ご家族皆さんで選ばれるものにブレません。
こちらの羽子板飾りは
あえてガラスケースにはお入れせず
専用の飾り台に立ててお飾りする逸品。
実際に
ご覧いただくとお分かりになるのですが
ガラス一枚有ると無いとでは映え方は全く変ります。
そして
ガラスケース自体に
美しい装飾が施されているものが殆どですが
そうした装飾も必要としない美しさと存在感のあるもの。
ガラスケースの方が
負けてしましますので。。。
お衣裳に
正絹友禅と
正絹金彩刺繍を使用した振袖で
大人びた美しさを持つ藤娘の正絹振袖押絵羽子板。
羽子板飾りというと
赤やピンクが多い中
あえて濃紺で仕立てた特注品。
髪飾りには
木製櫛・簪を使用し
華やかな髪飾りで仕上げました。
藤娘というと
笠をつけ藤の花を持った舞姿の構図で
日本舞踊の「大津絵」のうちの藤娘の美しい舞姿で
羽子板飾りの中でも昔からご好評いただいくものです。
ただ
近頃では
ここまで華やかな藤娘は
見かけなくなってしまいましたが・・・
故に
特注品として
制作したものとなります。
そこで
なぜ羽子板を
お飾りするのかというと・・・
羽子板は
赤ちゃんが誕生して
初めて迎えるお正月に向けて贈られます。
旧暦の
12月から1月の間は
十二支による暦の上で「丑・寅」にあたり
いわゆる「鬼門(よくない結果がおこりやすい時)」の時期。
羽子板には
その時期を生命力の弱い赤ちゃんが
無事に通過できるようにという願いがこめられているのです。
そして
羽子板と聞いて
だれもが先ず頭に浮かぶのは「羽根つき」でしょう。
室町時代には
この羽根つきを「胡鬼(こき)の子勝負」といい
正月の年占いとして末広がりの形をした胡鬼板(羽子板)で
胡鬼の子(羽根)をつき、その年の平安を祈願したといわれています。
江戸時代には
胡鬼板(羽子板)に金箔を施した上に
宮中の左義長の儀式の風景を描いた
「左義長羽子板」というものが厄除けとして貴族への贈り物に用いられました。
「左義長」とは正月の15日に
宮中で行われた魔除けに儀式で
今日民間では「どんど焼き」などといわれ注連縄(しめなわ)や門松などを
お焚き上げしその火で焼いた餅を食べて邪気を払う行事として各地で行われています。
やがて
その羽子板に美人画などが描かれるようになり
江戸後期からは押絵の技法を取り入れて現代の形になりました。
なお
新暦の現代では
12月中旬から1月15日位まで
お飾りするのが一般的となっております。
合わせて
破魔弓・羽子板はいつ頃から飾るの?もご覧ください。
前田利家公之鎧の時といい
今回の羽子板飾りとお雛様選びもそうですが
「さすが、よく分かっていらっしゃるな・・・」と感心させられてしまいます。
センス良く
選ぶ女性陣を前に
お父様はお孫さんを抱っこしてニコニコと。
優しいお顔に
懐の深さを感じますね。
I様この度も
誠にありがとうございました。
ご主人が
営まれているお店も
都合をつけ伺わせていただきますので。
こちらの
秀月オリジナル
特注 正絹振袖押絵羽子板飾りの藤娘は
限定品とさせていただいておりますので完売の場合はご了承下さい。
十六代目 人形の秀月/一心は
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