Author: 一心
磐田市の親友のS君宅の
お雛様のお飾りのお手伝いをさせていただきました。
S君とは
小学2年生からの幼馴染で
奥さんとは幼稚園からの幼馴染。
二人とは
もうかれこれ
40年以上のお付き合いになりますね。。。
その奥さんから
「ちょっとお雛様の飾り方と市松人形のガラスケースが外れそうだから見てくれる?」
と連絡が・・・
という事で
S君宅へと。
ご覧の通り
お雛様も市松人形も
周りの衣裳着人形も全て弊社のお人形です。
豪華な
三段飾りのお雛様で
五人囃子まで揃って華やかですね。
お飾り台が
シンプルにゴールドと黒
というのも豪華さが増します。
お人形も
派手過ぎない上質なお着物で
お顔は特別なお顔を使用した殿と姫。
思わず
「う~ん。やっぱり良いよなぁ・・・」
と言ってしまうほどです。
少し
手直ししながら
五人囃子の置き方と
桜橘の位置やお道具の位置を
ああだこうだとアレンジしたりして。
敷毛氈として
赤い毛氈を使用しておりますが
これは赤が魔除けの意味もあり
お飾り台のゴールドがとても良く映えますね。
昔からの
赤い毛氈というのは
ちゃんと意味があるんです。
お飾りの前に置かれている
ミラータイプのお名前スタンド。
当時は
お名前立札(木札) オリジナル オルゴール付 家紋入り
はミラータイプのものでしたので懐かしいですね。
そして
市松人形のガラスケースは
天板が木枠から外れてしまっていて。
修理すれば直るので
ガラスケースから市松人形を出したところ
「ちょっと待って、ガラスケースに入っていない方が可愛いじゃん!」と。
私自身も
お客様にご提案させていただくのですが
ガラスケースに入れない方がより自然で質感も伝わり綺麗に映えます。
ただし
それには本体が
きちんと作り込まれていることが大前提。
これは
羽子板やお雛様
五月人形等でも同じ事が言えます。
という事で
ガラスケースは処分し
ガラスケース無しでお飾りする事に。
どうしても
市松人形=ガラスケース
という固定概念がありますが
今回の様にガラスケースが無い方が良くなる事がありますので。
そして
奥さんからは
「しまうときはどうしたらいい?」
と聞かれ「うちの市松人形は専用の箱があるから」
という事で後日専用の箱をお届けする事に。
これは
弊社の市松人形専用の箱で
寸法(間口・奥行・高さ)も合わせ作られており
他社製の市松人形の寸法とは異なりますのでご注意ください。
それにしても
この子(市松人形)
可愛いパーマの子ですね。
ふわっとして
可愛く優しい雰囲気が
伝わってくるかと思います。
この子たちも
もう10年以上経つ子たちですが
毎年こうしてお飾りしてくれるのはありがたい事ですね。
そうこうしながら
「ちょっとなんだか綺麗に飾れたら」
などと二人で満足してお雛様を眺めながらコーヒーを飲んでいたりして。
ちょっと大人な
余裕あるお洒落なお雛様のお飾り時の楽しみ方。
そう考えると
お雛様をお飾りするというのは
大人の楽しみになるのかもしれませんね。。。
ワイワイと
楽しんでお飾りをしていれば
お子さんもお手伝いしたくなりますし
将来同じ様にお飾りする様になると思いますので。
こういう事は
楽しんだ者勝ちです。
お子さんが見ているのは
綺麗にお飾りされたお雛様だけではなく
何よりもお飾りしてくれている時のご両親の後ろ姿という事をお忘れにならないで下さいね。
S君・奥さん
この度は誠にありがとうございました。
また後日
伺いますので。。。
十六代目 人形の秀月/一心は
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
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