毎年この時期になりますと
メールでご質問いただきます
一般的なお雛様の飾り方となります。
東西の違い等は若干ございますが
基本的な飾り方をご案内させていただきます。
一段目・・・親王様(お内裏様・お雛様)
金屏風、雪洞、御神酒三宝
二段目・・・三人官女(加之銚子・三宝・長柄銚子)、高坏
三段目・・・五人囃子(太鼓・大皮・小皮・笛・謡)
四段目・・・隋臣(右大臣<若人>・左大臣<老人>)、膳、菱台
五段目・・・桜、橘(親王から向かって<左近の桜・右近の橘>)
仕丁(立傘<長柄>・菱台・台傘<平>)
六段目・・・嫁入り道具(葛籠・挟箱・長持・鏡台・針箱・火鉢・台子/お茶道具)
七段目・・・嫁入り道具(御駕籠・重箱・御所車)
となります。
今では住宅事情なので
ここまでのお飾りは少なくなりつつあり
親王飾りまたは3段飾り等が多くなっております。
お飾り自体簡略化されたり
お洒落なお道具類になったりと
時代とともに変化しつつありますが
雛祭りでお雛様をお飾りするという風習は
日本の古き良き伝統としていつまでも続いてほしいと願います。
人形の秀月
人形工房一心は
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タグ : 浜松磐田袋井掛川お雛様雛人形飾り方住宅事情人形の秀月一心
なるほど、と感心しました
自分は、京都散策ブログを書いている
ぴのぴなと申します。
雛祭が近づいて、ひな人形の並びを見て
感心してしましました。
自分には妹がいて、昔はよく雛人形を飾りました。
(何年も前に、嫁いでいきましたが)
自分も雛飾りを手伝ったのですが、
よく間違えて母に注意されていました。
……とはいえ、ウチのは
ガラス製のショーケースに入っている簡略版でしたが。
こちらに書かれた5段目がありません。
(左近の桜、右近の橘はありました)
昨年、少し遠いのですが桂離宮前の
「中村軒」という和菓子屋できれいに飾った雛人形を見て、
(毎年ここは喫茶室に雛人形と五月人形を飾ります)
それで7段あることを初めて知ったくらいですし……
こういうのは、やはり「知っていいて当たり前」という
状態にしておかないとだめなのでしょうね。
Re
こんにちは^^
ありがとうございます。
今では新品でここまで大きなお雛様を
目にする事も少なくなってきてしまいました・・・
時代の流れですね。
ぴのぴなさんのおっしゃられる通り
時折、和菓子屋さんやロビーなどで見かける事もありますが
やはり昔ながらの赤い毛氈のお飾りは「雛祭り」という感じがして良いものです。
お飾りを「知っていて当たり前」という事はございませんのでご安心を。
お飾り自体は時代により変わっていきます。
もちろんそれぞれのお飾りに意味はありますが
それよりも大切な事は「なぜ雛祭りをするか、なぜお雛様をお飾りするか」という事だと思います。
それが無くなってしまうとただの「形だけ」という事になってしまいますので。。。
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