師が生前
部屋でよく話されていたた言葉です。
冊子に掲載されたもで。
「中心円思考」
スポーツも初めは相手に勝つことが目標で練習に励む。
そして負けてばかりいると嫌になって止めてしまう。
しかし、本当は練習に励んでいくうちに相手との勝負よりも
自分の満足する納得できるプレーができればよくなってくる。
そして、それを続けることによってスポーツに対する思考ができ
はじめてスポーツ精神が身に付き他人に教えられるようになる。
単に上手だから優れた指導者になれると思ったら間違っている。
確かにそのスポーツに強くなろうとしての努力度合で技が結果として出るが必ず負ける。
そして止めたくなる。
逆に、その負をどのように受け止め次の修練に結び付けるか。
その間にもちろん相手の技術も勉強するだろうし試してみて自分なりに得るものがあろう。
やがて体力が限界を知り
今度はベストをつくす喜びを覚えて
やがて精神的悟りが開けて初めて他人に教えられるようになるのだと思う。
仕事でも趣味でも深く入れば同じと言える。
何回も試し(故に試合という)考え
実行してゆくと技を得ると同時に
何故どうして試行しているのかが思考できるようになって初めて悟る。
技をまねているだけではだめだというばかりの指導者と
まねをやらせてまねの段階を早く終わらせて次の創造に入らせる方法がある。
また一面で悟った人は他の面でもすぐに得られるものである。
よく書家の書、画家の絵は嫌われるが
この人たちは技術面の追及ばかりしてきた人たちで他の面で心の修行を怠った為である。
文人たちは多くの本を読んでまた体験して
悟りを開きなおかつ絵の修業をして初めて得られるのである。
「二兎を負うものは一兎をも得ず」
は平行思考であって円思考は全て一点に向かっているから何の道でも同じと思う。
究極は一つなのだから。
ただし円の中心までいかないとわからない。
こんなに
難しくは話されませんでしたが
もう少し分かり易く例えを交え話してくださったものです。
よく聞かれるのですが・・・
技術・技法よりも人間性を重視され
人間性が作品に表れると常に言っておられました。
なので
ズッシリと叱られもしたものです。
その場で直ぐに
ハッキリとした答えを言う事は無く
必要最小限の言葉で相手が理解し気付くまで待つ方。
優しくても甘くはなく。
語りだしたら
キリがありませんが
新しい価値観や世界を教えてくださいました。
こう書くと
なんとも難しく感じられますが・・・
義理とはいえ
親子としてそうした方の下で
修業させていただいた価値観が
基礎にある人間と思っていただければと。
◆浜松・磐田・静岡で人形のことなら・・・人形の秀月/人形工房一心【住所】 静岡県袋井市堀越388-2 Honda cars 浜松 袋井インター店さん西側
【電話番号】
0538-43-4633
【営業時間】 10:00~18:00
【定休日】 5月~10月 土日・祝日
10月~5月 毎週水曜日
年末年始等
【駐車場】 店舗兼工房東側に完備
【取扱いカード】 VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS
■公式ホームページ■当店へのアクセス■メールでのお問い合わせ ☆浜松・浜北・磐田・袋井・掛川・菊川・豊橋
遠くからは静岡や名古屋からもご来店いただいております。
☆雛人形・市松人形・五月人形・鯉のぼり・鎧・兜・甲冑・駿河塗下駄等。
☆人形の修理・リメイク等のご相談もお気軽にどうぞ。
ポチッとご協力お願いいたします
↓
タグ : 鐵心一心中心円思考修業水墨画東洋水墨美術協会人形の秀月人形工房一心
コメントの投稿