浜松市中区のY様より
京雛 大橋弌峰 おぼこ雛 十五人揃
のご用意をさせていただき飾り付けをさせていただきました。
大変珍しく
貴重なお飾りです。
もともとは
間口約90cmの
木製の七段の飾り台と
お道具類でお飾りされておりましたが
より本格的に上質なお飾りにされていとの事で。
先ずは
木製の飾り台を
本格的な毛氈の飾り台へ。
こういったお人形は
低くゆったりとお飾りする事で
そん良さが引き立つものですので
間口を120cmに広げ段数を減らし三段へ。
毛氈は
通常のものより
厚手で深みのある緋毛氈。
屏風は六曲で
あえて京の寸法に合わせ
京都の職人さんに作っていただいたもの。
金箔は
落ち着きのある
箔押しを使用した二重ヘリ。
お道具類は
もともと木製黒塗りのものでしたが
全てやめ本格的に白木のものに変更。
雪洞は
特注の白木の短檠(たんけい)に。
同じ短檠でも
通常は木の部分に色が入るのですが
全て白木にし高さも人形に合わせ採寸し作り直した特注品。
桜橘は
高級盛花に変更し
こちらもお揃いの白木を使用。
通常のものとは
見た目も質感も全て異なります。
菱三方は
同じ白木でも
赤杉を使用しとても上品なもの。
あまりの上品さに
弊社の大橋弌峰 束帯雛にもと
お借りして写真を撮らせていたきました。
やはり
合いますね。。。
自分用にも
欲しいくらいです。
これらの白木は
年月と共に風合いも変わり
いわゆる「あじ」が出てくる高級品。
シンプルですが
美しいものです。
今回は
もともと十五人揃で
七段飾りでしたので
それを三段にするという
大変珍しいお飾りになります。
そうすると
もちろん人形の置き方も変わります。
最上段は
新王と菱三方と三人官女。
二段目は
五人囃子。
三段目は
随身と仕丁と盛花。
仕丁については
京風は持ち物が変わり
ちり取り・熊手・箒となります。
Y様とは
共通する価値観があり
シンプルに美しくお飾りすること。
今回のお飾りも
それらをお話しさせていただき
私自身も弌峰氏の工房に伺いながら
ひとつのお飾りを完成させていただきました。
これほどのお飾りの
お手伝いをさせていただけるのは
実はそれだけでも大変光栄な事です。
それだけ
滅多にお目に掛かる事のできない
京雛 大橋弌峰 おぼこ雛 十五人揃の逸品。
自分用にも
欲しいくらいです。
Y様この度も
誠にありがとうございました。
また後日
写真を撮らせていただきますので。
人形の秀月
人形工房一心は
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