工房では
秀月オリジナルの
着用兜の製作に追われております。
写真は
その兜に使用する兜鉢ですが
十八間の鉄片を一枚一枚丁寧に
矧ぎ合せ覆輪を巻いて造り上げられた本格的な兜鉢。
これだけでも
相当な手間が掛かるものです。
そして・・・
こちらは忍緒。
兜の種類により
結び方や色や太さを変え
兜とのトータルコーディネートでバランスを取ります。
兜の下に敷く
袱紗(ふくさ)の色とも
関係してくる部分でもありますので。
さらに・・・
こちらは
眉庇(まびさし)
と呼ばれるもの。
こちらも
工房で小桜を貼り
覆輪を巻いて・・・と一から全て創られています。
この覆輪を巻く
という仕事は難しく
慣れるまでには時間を要するもの。
こちらも
機械は一切使用しない
全てが手仕事となります。
そして・・・
飾り金具等を使用し
それらを取り付けると
写真の様な状態に。。。
ここでも
力の入れ加減などを調整しながら
常に左右のバランスを保つようにと。
もちろん
手仕事です。
常に
五本の指
全てに神経を集中させながらの仕事。
よく
簡単な様に思われますが
実際にやってみると出来ない人が殆ど。
金具と会話
というと大袈裟かもしれませんが・・・
金具が今
どういう状態になっていて
負担が掛かり過ぎていないか等
分かる様になりますので臨機応変に
その場その場で調整しながらの仕事になります。
さらに・・・
両方の
吹き返しも製作し
葵の紋を付け金具も付けた状態。
この
吹き返しも
眉庇と同じように
全て手仕事で成されています。
ここで
左右何センチずつ等
数字で聞くかと思いますが・・・
それを
毎回測っていたのでは
時間が掛かってしまうので
ある方法で常に同じ位置同じ長さになる様に。
全てそうですが
目で見る数字ではなく
感覚として身体で覚えていくと
何かの不具合のちょっとした事で
不思議と違和感を感じる様になります。
そこを見直すと
やっぱりな・・・という具合で。
そしてついに・・・
きちんと
センターを取り
受金具を付けて
家康公の象徴とも言える
歯朶の葉の前立てを差すとこの様に。
ちなみに
こちらの歯朶の葉の前立ては真鍮製。
さらに
ここから微調整をし
完成させてゆく訳ですが
当然の事ながら全てが手仕事。
必要な
手間は惜しまず
ひとつひとつ工房にて
地道に創り上げております。
その兜を使用した
お飾りのひとつが・・・
昨日も
お選びいただいた
秀月オリジナル 徳川家康公 着用兜 収納箱飾りとなります。
実際に
創っているからこそ
言える事や伝えられる事。
時には
辛口な事も。。。
専門用語を並べ
プロっぽく聞こえる説明や
マニュアル通りの説明もありますが
実際に作っている経験している方の言葉に勝るものはありません。
それは
現場を知る人と
知らない人の違いと同じ。
いくら
言葉を飾っても
お客様の心には響きません。
信用と同じです。
それが無いので
必要以上の大幅な値引きや
安価な金額等を主張するのではと。
弊社は
製造元であるが故に
適正価格にてご案内させていただいておりますので。
(社)日本人形協会認定 適正表示宣言店
静岡県袋井市の
田舎の小さな工房で
日々黙々と作り続けられております。
少しでも
多くの方の
初節句のお役に立てたらと・・・
先日も
お取引の無い
近隣同業他社の来店がありましたが
お客様のご迷惑とないますので固くお断り申し上げます。
人形の秀月
人形工房一心は
皆様のお越しを心よりお待ち申し上げます。
◆浜松・磐田・静岡で人形のことなら・・・人形の秀月/人形工房一心【住所】 静岡県袋井市堀越388-2 Honda cars 浜松 袋井インター店西側
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