2009年 NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
で放映されその言動に惚れてしまったマグロ仲買人の藤田浩毅さん。
個人的にも
尊敬している方です。
2016年6月5日の記事で
東京 築地市場 場内 株式会社フジタ水産に伺わせていただいた事を紹介させていただきました。
その当時の放映は
録画してありますので
今でも何か考える事があったりすると観ています。
もう一人
「京味」の
西健一郎さんの回と合わせて。
当時
番組を拝見させていただき
その時の気持ちをブログに書いたところ
ご本人からメールをいただき驚いた事を鮮明に覚えています。
それから数年後
築地市場に伺わせていただき
皆さんお忙しい中ダーレでお迎えに来ていただき
お店まで乗せていただいてお話しをさせていただきました。
藤田さんの考えのひとつで
「産地を守り 味を守る」
「良い魚はそれに見合った値をつけること。安く買いたたけば漁師たちの実入りは減り、それが長く続けば産地は疲弊してしまう。しかし仲買人が魚の価値を見極め、適正な値をつければ産地は守られ、結果として質の良い魚が安定的に客に届けられる」
藤田さんは
実際に漁の船に同乗し
漁師さんの大変さを身を持って体験されたそうです。
これって
とても大切だと思います。
私たちの業界でも言える事で
仕入れに来る業者の中には
「とにかく安く!」
と言って作りやデザイン云々よりも
形だけしてれば良いとばかりに「安さ」だけを求めてくる者もいます。
「その代り数を出すから」
と言ってくる事もあるのですが
私たちの仕事は機械作業ではなく
全て手仕事ですのでそういう問題ではありません。
すると
そうした業者は
某国で作らせたりもして
どこよりも安価に作らせようとします。
時代が時代なので
某国も昔の様に簡単に安価で受ける様な事はせず
膨大な最低ロットを言ってくるようになり足元を見られる様になりました。
当時は
某国の山奥で仕事を受けていた人達が
現在では高層階の億ションに住み
「そんな数では出来ない」と断ってくるそうで。
そうした事で
商いをしている業者は
我々の仕事場に入る事も
見たりする事もありませんので
完成するのにどれだけの人と手間が掛かっているか知りません。
そうです
仕事を知りません。
逆に
そうした事を知っている方は
下手に値切ったりする事はまずありませんね。
小売店も同じで
いくら専門店とうたっている様な店でも
ただ数を置いてあるだけの様なところでは
そのものの価値や魅せ方は分からないので
当店の様な店にお客様を装い偵察に来ては盗撮し
商品や飾り方まで真似をして「秀月さんと同じ商品ですがあちらよりも安く」
と大幅な値引きなどで価値を下げていきます。
これは
実際にあった話ですが
某店の先代の社長の時からで
毎年お客様のフリをして来店し偵察していて
ある時姉が「○○の社長さんですよね」と問いただすと何も言わず帰っていったといという。
それからは
店員が今だに毎年の様に偵察に来ます。
分からないつもりかもしれませんが
店内の見方が全然違いますので直ぐに分かりますので。
そういうのにかぎり
自社のホームページには
あたかも勉強したかの様に立派な事が書いてあったり・・・
そうした店に並んだ作家物は
「そういう値引きする価値のもの」
と思われてしまい作家としての価値も下げられてしまいます。
そして
売れなくなると
また別の作家を探し
同じ様な事の繰り返し。
本来の価値を
下げてしまう訳ですね。
そういった事に直面した時
藤田さんの言葉が響くわけです。
私自身
創る側の人間(職人)ですので
藤田さんの様な考えはとてもありがたい事です。
そして
私自身も他の職人(作家)さんにお願いする時もあるので
その際は必ずその方の元を訪れ人柄や工房風景などを拝見し
できるだけ入り込んでその物がどうやって出来上がってくるかを目で見て感じる様にしています。
必要な時には
一緒に座って仕事を教わる事も。
その作品(商品)は
その人の人柄を表しますので。
単純に
業界内で
「人気がある」とか「売れている」
といった話だけで動いたりはしません。
そして
その感覚を自分の中に落とし込んで
売る為の耳障りの良い綺麗な説明をするのではなく
自分の言葉としてお客様にお伝えする様にしています。
口は達者ではありませんが・・・ご容赦下さい。
なので
よくお客様より
「さすが秀月さん。深い」
とおっしゃられお選びいただきます。
これが
代々の教えのひとつでもある
「伝えたい日本の心 美しい伝統」
となる訳です。
必ず
自分の価値観で
その価値観に自信を持つ為にはどうしたら良いか。。。
西健一郎のお父様
西音松さんの言葉で
「人間、死ぬまで勉強」
こうした事が
自分の中で確信となったのも
藤田さんの言葉があったからこそです。
藤田さんの様な方に
勇気づけられながら
精進せねばなりません。
なかなか
お会いできる時がありませんが
お会いさせていただいた時には
いろいろとお話しさせていただければと思います。
藤田さんの様に
「あの人が選んだなら間違いない」
と言われる様になりたいですね。。。
そんな勇気をいただいた藤田さんの放送
プロフェッショナル 仕事の流儀 まぐろ一徹、意地をはれ マグロ仲買人 藤田浩毅伝えたい日本の心 美しい伝統
人形師 甲冑師 十七代目 人形の秀月
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