真多呂作木目込み人形 蘭陵王(らんりょうおう)
ここ数年
流行りの木目込み人形ですが
よくお客様に「木目込み人形の目ってどれが良いのですか?」
とご質問されます。
ここ数年で流行りだしたお顔は
入り目などとも言って目玉が入っているお顔。
お飾り自体がコンパクトで
小さなお飾りとして可愛いと好まれている様ですが・・・
先ずは
歴史からお分かりになった方が良いかと。
約280年の歴史のある木目込み人形。
江戸元文年間(1736-1741)
京都の上賀茂神社に仕えていた高橋忠重が
神具の柳筥を作った余材に木彫りをほどこし
そこに溝を堀り神官の衣裳の端裂をきめこんだ人形を作りました。
柳の木の風合いを活かした小ぶりの人形は
「加茂人形」「柳人形」とも呼ばれ評判を呼び
後に江戸においても大いに珍重されました。
これが
木目込み人形の始まりと言われています。
現在の木目込み人形は
明治以降様々な変化を経て発展したもの。
東京の人形師
吉野栄吉が京都から木目込み人形の技術を持ち帰り
これに改良を加え現代木目込み人形の基礎を築き上げたもの。
さて本題の目ですが
約280年の歴史を持つ木目込み人形ですが
やはり伝統的な書き目をおすすめさせていただいております。
伝統的な上品なお顔立ちには
やはり伝統的な書き目がよろしいかと。
約280年間続いてきたお顔ですので
流行り廃りもなく美しいお顔としてみなさん選ばれますね。
木目込み人形をご存知の方であれば
間違いなく書き目のお顔を選ばれていきます。
当店でも
100%書き目のお顔ですね。
これらは
専門用語で言うと
面相書き(めんそうがき)というのですが
これも熟練の職人技が必要となってきます。
大人顔や幼顔といったお顔の形の違いで
書き目の入れ方も変わり表情に変化も出てきます。
何気なく入っている書き目ですが
素人では先ず書くことができませんので。
入り目にも
入り目の可愛らしさはあると思うのですが
正絹でも本金・本金佐賀錦・帯地等といった
美しく上質な裂を使用した木目込み人形となると可愛いお顔ではお顔が負けてしまいます。
やはり
これもバランスですね。
作家物となると
このバランスが絶妙にとられていますので。
ちなみに
桐塑頭(とうそかしら)といった昔ながらの素材と伝統技法で
製作された入り目のお顔の木目込み人形があるのですが
型もなく手で練り上げて目、鼻、口などは小刀で手彫りで仕上げるので
個人的には「これは表情も世界観もあって良いな」と思った入り目の木目込み人形です。
こうした事を参考に
木目込み人形選びに役立てください。
少し
木目込み人形の見方も
変わるかもしれませんね。
やはり
280年続くにはそれなりの理由があるものです。
ここ数年
大幅値引きをうたう店で
真多呂人形の雛人形・五月人形をお買い上げいただいたお客様から
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節句人形は一生に一度の縁起ものです。
アフターケアまでしっかりと責任を持つ
必ず信頼のおけるお店でお求めください。
十七代目 人形の秀月は
真多呂作 木目込み人形 正規販売店でございます。
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十七代目 人形の秀月
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