浜松市中区のU様より
秀月オリジナル 徳川家康公の兜飾りをお選びいただきました。
U様のご実家である
浜松市天竜区のお母様のO様は2020年に
富士宮市のS様は秀月オリジナルの伊達政宗公の大型の鎧飾りをお選びいただいております。
さらに
さかのぼる事35年前には
秀月オリジナルの七段飾りのお雛様や
市松人形等もお選びいただいている上得意様。
嬉しくありがたい事ですね。
現在でも
そのお雛様は写真の様に
親王飾りとして市松人形も毎年お飾りされているそうです。
当時お選びいただいた七段飾りですと
幅は150cm近くで秀月オリジナルのお雛様として
お着物に秀月の文字が織り込まれている特注品。
これが大変貴重なお雛様で
現在では作ることが出来ませんので。
そして
最高級の天冠が付き
杓と扇は象牙を使用しております。
作札には
護守護雛とし
重楽亭秀月と書かれております。
この護守護雛は商標登録されており
縁起が良いと大変ご好評いただき一時期使用しておりました。
重楽亭秀月も
父が一時期使用していた雅号で
特に高級品等に使用していました。
そうした事から
弊社の当時の七段飾りのお雛様ですと
50万円・60万円・70万円以上が普通でしたので
いかに高価なお雛様であったかお分かりいただけるかと。
代々ご来店下さる上得意様達は
「秀月さんのお顔が一番いい、秀月さんの人形が一番」
と口を揃えて言っていただき嬉しい限りですね。
その時からO様も
秀月を御贔屓にして下さり
初節句となるとご来店くださり現在に至っております。
ありがたいことに
こうした方々に秀月は支えられておりますので。
さてこの度お選びいただいた
秀月オリジナルの徳川家康公の兜飾りですが
実はお母様のO様とはLINEにて11月の段階からご相談を承っておりました。
前田利家の兜や武田信玄の兜等々。
私の携帯番号やLINEが
ごく一部の方しか知りませんので
これも上得意様であっての事です。
当店では昔から鎧も兜も
徳川家康公・伊達政宗公は定番です。
いわゆる
流行に左右されないお飾り。
大きめに創られた兜は
家康公の威厳を示すかのように
見た目にもどっしりとした風格と重量感を感じられるように。
兜鉢の時点から
変えてありますので。
黒小札に紺糸威で
威厳高く品良くまとめ
三色(さんしき)という白を基調とした
三色(さんしょく)の糸で編み上げられた紐を使用し縅てメリハリを付けてあります。
シンプルですが
美しい縅の仕上がり。
家康公の象徴ともいえる
歯朶(シダ)之葉の前立てですが
真鍮に純金鍍金を施し獅噛(しかみ)部分と
丸の部分は磨きを掛け美しい艶を持たせ大きく立派に映える様にと。
この時
艶のある獅噛と丸の部分と
歯朶之葉の艶の無い部分とで分け
前立てが立体的により大きく映える様にと仕上られております。
いわゆり
立派な前立て。
この獅噛(しかみ)という部分ですが
これも魔除けの意味がある大事な部分で
この獅噛だけでも他所との大きな違いがありますので
前立て自体の作りと同時に見比べていただければと。
そして
家康公のシンボルとなる葵の御紋も
あえて鋳型で型を起こし金鍍金を施し美しく磨き上げております。
一般的には
平べったい平らな作りをしているのが殆どですが
あえてアールを付け吹き返しの反り具合にも合う様に
かつ立体的に作られているのも他所との大きな違いのポイント。
やはり
家紋は大事ですので。
忍緒は
落ち着いた金糸を使用し
写真には写っていませんが房は大きめの胡桃房(くるみふさ)とし
大御所らしくどっしりと構える兜飾りへと仕上られております。
そして袱紗(ふくさ)は
昔から最も高貴な色とされる古代紫を使用。
写真には葵の御紋が入っておりますが
今季はあえて御紋を外しております。
こちらの兜でも使用されている櫃(ひつ)ですが
兜に使用されている櫃を兜櫃(かぶとひつ)
鎧に使用されている櫃を鎧櫃(よろいひつ)と呼びます。この櫃には4本もしくは6本の足が付いているのですが
鎧も兜も櫃が付いているお飾りはしまう時にはこの櫃の中に納まる様に作られています。そして
身体や頭を守る大切な武具ですので
直接地面に置いてはならないという事からも足が付いています。これは
神社等でも見られる事で
神聖な物ですので直接地面に置いてはならないと。
単なる木箱ではなく
きちんと意味がある櫃なわけです。
そして
鎧や兜がきちんと収まり
武将はその櫃を各お城へ持っていきお飾りするという。
蓋を閉める時に
南天の葉を入れる
という所作もあるほどですので。
いわば
理にかなった
昔からある本当の収納箱ですね。
先人の知恵
とでもいいましょうか。
現在流行りの収納箱飾り
というものとは少し違っていて
鎧や兜のお飾りの基本とはこういうものである
という事をお分かりになると他所での見方も少し変わるかもしれませんね。
そして
その鎧や兜を
引き立てる為の金屏風。
その金箔の種類によって
大きく変化をもたらしますが
こちらの家康公の兜には金箔押の屏風を使用しております。
箔を良くし
面積を大きく取って
木枠の幅を調整し・・・と。
こちらも
必要最小限で最も良く映える様にと
バランスを取りお飾りを仕上てありますので。
こうして仕上られた
秀月オリジナルの徳川家康公の兜飾り。
語らせると
次から次へと意味いわれが出てきますが・・・
「語るよりも作品(しょうひん)で知らしめよ」という代々受け継ぐ言葉の通りで
ご覧いただけば良さはお分かりいただけるかと。
O様、U様この度は
秀月オリジナルの徳川家康公の兜飾りをお選びいただき
誠にありがとうございました。
家康公の兜で
初節句を大いに楽しくお祝い下さい。
さらにお選びいただいた高価で貴重な品々は
後日改めてご紹介させていただきますので。
伝えたい日本の心 美しい伝統
十七代目 人形の秀月
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