人形業界では
この時期になると静岡を皮切りに
東京・大阪・名古屋等で新作見本市が開催されます。
各社が
来季の新作を展示し
小売店さんや問屋さん等が買い付けに来る訳で。
親しくさせていただいてる方々とは
年に一回お会いする貴重な機会でもあり
良い情報交換をしたりアイディアを出し合ったりと
いろいろと話し合ったりもする機会でもありますので。
その様な中
当工房にもある企業様から制作依頼が入りますので
その企業様用の特注モデルとして制作をしております。
同時に
一般のお客様からも
既に来年の端午の節句に向け
秀月オリジナルのフルオーダー兜のご注文もいただいておりますので下づくりをと。
この様に
一般のお客様から
フルオーダーやセミオーダーで
ご注文される方も増えてきておりますので。
本当に
ありがたい事です。
写真は
今回使用する兜鉢。
細かい配色は
お見せする事はできませんが
矧ぎ合せ鉢を使用します。
これは
弊社オリジナルの着用兜でも同様ですが
鉄片を一枚一枚丁寧に矧ぎ合せ造り上げられた本格的な兜鉢。
方白(ほうじろ)と呼ばれる
兜鉢の前後には色の異なる鍍金を施した鉄板をかませ
篠垂れ(しのだれ)と呼ぶ下向きの矢印の様な金具を使用し
見た目の豪華さや華やかさを創り出していきます。
兜鉢の頂点にある
八万座(はちまんざ)という金具も
ここは神様の宿る場所でもありますので
厚手の鍍金を施しそれだけでも美しい仕上げとしています。
兜鉢の周りにあるポツポツは
星と呼ばれて形状も様々ですが
ひとつずつ手で植えていくという地道な作業。
こうした金具類に施される
塗装や鍍金はそれぞれ上質な材料で
熟練の職人さんでないと埃が入ったりムラが出るので注意が必要です。
この時
鉄板の厚さや
塗装や鍍金の厚さ等の上質感は
見比べていただくと違いは一目瞭然ですので。
今回の兜鉢は
丸型ではありますが
真ん丸ではないところもポイント。
少し変化を付け
完成すると全体のバランスよく映える様にとの工夫も。
兜鉢ひとつとっても
これだけの材料と手間を惜しまず
全て手仕事で創り上げていきますので。
もちろん
プラスチックは使用しておりません。
ちなみに
写真は弊社では8号という大きさ。
ここで
注意しなければならないのですが
弊社では8号という大きさでも他社では違う大きさが多いものです。
これは
使用している型も異なり
形状の違いであったりと様々ですので。
特に
ネットショップ等では
明らかに大きさが異なる事が多いので
同じ号数表記でも安易に写真のみで他社と比べる事は
非常に困難だと思っていただければと。
そうした事から
こういう時代だからこそ
やはり信用のおけるお店で
実際にご覧いただく事が間違いありません。
さて
ここから更に創り込んでいく訳ですが
なんだか熱くなってきた今日この頃ですので
扇風機を脇にブンブンと回しながら黙々と制作しております。
伝えたい日本の心 美しい伝統
十七代目 人形の秀月/一心
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