人形業界では
来季の新作見本市が始まっており
関係各社が総合会場へ訪れたり
各お店や職人さんの元へと足を運びます。
あいにくの天気で
肩や首が傷むので
「まいったな・・・」
と思いながら会場へ伺いました。
会場では
先ずは親戚である忠保の社長
をはじめ
担当の方や職人さんや従業員の方々にご挨拶。
次に
お取引をさせていただいている業者の社長様や
気になる業社のブースへ伺ってご挨拶。
そして
業界の状況や問題点
これからの方向性等といった
情報交換や簡単な話しもさせていただきました。
そこから
「後日お店にお伺わせていただきますので」
とよりディープな話しになる訳でして。
中には
派手に展示していても
全く足を踏み入れないブースもあります。
入り口で記帳し
ブースに入り付いた担当者が
入り口の人間とチラと目を合わせ
微かに横に首を振る瞬間を見落とさない訳で。
そういう行為自体
不快な仕草なので
そういう事を平気でする業者とは
いくら前評判が良いとされていても取引はしません。
そこの商品を辿ると
だいたい製造元や仕入れ先も分かるのですが
辿っていくと似た様な感じの人間同士で組んでいるので
「あ、やっぱりな」となって魅力さえ感じなくなってしまいますので。
亡き義父の教えで
「作品にはその人の人柄が表れる」
全くその通りですね。
以前
「良い人形とは売れる人形」
などと勘違いな事を言っている者もいて
自分がお客様にご案内する努力もせず
説明するにもどこかから借りてきた様な言葉で自分の言葉ではなく
「売れないのは商品のせい」とばかりに商品や作者のせいにしてしまうのはどうかと。
知識ではなく
ただの物知り程度で
薄っぺらいので言葉に信用性も説得力も無い訳です。
結果的に
そのお店は無くなりましたが・・・
逆を言えば
きちんとしたお店であれば
他所では難しいというものも
見事に売ってみせますので。
会場では
様々な有意義なお話しをさせていただき
会場以外で個々の職人さんの元へも伺います。
業界では
代替わりの時期でもありますので
二代目・三代目が後継ぎとしてご活躍されているところもあります。
代々
お取引させていただいている
大切な職人さん(会社)の元へも伺い
今は私と同年代の息子さんが苦労しながら頑張っておられ
お母様にもご挨拶させていただき業界の事やこれからの事などもご相談させていただきました。
お互い
長いお付き合いですので
いろいろと本音が話せる安心感というものがありますね。
ちなみに
同じ職人仲間で
業界でも最古参に入るメンバーです。
小売店では多いですが
職人となるとなかなか居ませんので。
お母様は
母と同年代くらいですが
まだまだ現役でお店にも立ち
お会いすると目にも力があって安心しました。
お父様の後を継いで
立派に職人として製造もしており
お互い職人としての生みの苦しみや
制作する大変さが分かるので分かり合える訳です。
久し振りで
居心地も良く話しも盛り上がり
つい長居をしてしまいましたが。。。
年々減ってしまう職人の世界で
「日本の伝統文化も大事だけど、それを底辺で支えている職人さんを守らないといけない」と。
それにはどうしたら良いか等
単に売るだけだけでは無く
伝える事の大切さを話し合ったりもしました。
今では少なくなった
義理人情の話しも。
この義理人情ですが
こういう時代だからこそ大切で
人間味のある方からは温かみのある作品が生まれ
お客様とも親しくなり代々のお客様となっていただけますので。
お金を掛け
綺麗なホームページや
ハイテクなネットショップやSNSで
情報を発信する事も時代の流れで必要かもしれませんが
いくら凝った事をしてもその人の人柄や人間性は隠せませんので
必ずどこかで鍍金が剥がれボロが出ます。
そんな事をお話ししながら
後日また伺う事を約束して帰路へ。
東京駅から
新幹線に乗車するのですが
楽しみにしている駅弁をと。
売店には
ずらりと人が並び
お目当ての駅弁は完売・・・
「どうしようかな・・・」
と思いながら右上に目をやると
叙々苑の焼肉弁当 3100円が目に。
「お弁当で3100円は高過ぎるな」
と思いながら売店のおばちゃんと目が合ってしまい
ニコッとされ「コレ美味しいよ。温めても美味しいから」
と言われてしまい「じ、じゃ、それで・・・」と。
「このお弁当はね、高いけど毎回これじゃないと駄目っていう人もいるんだよね」
と他の駅弁とは違う高級な袋に入れていただいて。
猛烈に目立ってしまい
ちょっと恥ずかしい様な・・・
新幹線では
いつもの指定席に座り
さっそくいただこうと蓋を開けると
高級キムチなのかニンニク?の匂いがまた強烈で。
混雑する車内ではいただくことに気が引け
お腹を空かしながら三島まで我慢して
乗客が少なくなったことを確認しいただきました。
確かに
キムチ美味しいです。
あまりに高価で美味しい駅弁なので
椅子の上に正座していただかねばならない様な。
ただ
やはり自分には
1000円以下の普通の駅弁が似合い十分楽しめますので。
文明の力で
メールやLINE・ズーム等で連絡する事もできますが
やはり直接会って会話する事は大切だと感じた出張でした。
さて次は
京都・大阪・名古屋の見本市に向け準備をせねば。
伝えたい日本の心 美しい伝統
十七代目 人形の秀月/一心
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