9月17日~24日は
見付天神 裸祭が開催されます。
こちらのお祭りは
毎年旧暦8月10日の直前の土、日曜日にかけて行われる
東海道遠州見付に古くから伝わる 矢奈比賣神社の大祭で
国指定重要無形民俗文化財に指定されており
日程を正確にお伝えすると
9月17日 祭事始め (旧暦8月3日)
9月20日 浜垢離 (旧暦8月6日)
9月22日 御池の清 (旧暦8月8日)
9月23日 御大祭 (旧暦8月9日)
9月24日 還御 (旧暦8月10日)
となります。
見付天神裸祭は
矢奈比賣神社 (見付天神社)の神様が
遠江国の総社である淡海国玉神社へ神輿に移され渡御する際に行われる祭で
渡御に先立ち裸の群衆が町中を練り歩き拝殿で乱舞することから「裸祭」と呼ばれています。
元天神社の「祭事始」から始まり
「御斯葉おろし」「浜垢離」「御池の清祓」「大祭(宵祭、神輿渡御,還御と続く裸祭のメイン)」の順に行われます。
私も
小学生の頃から参加させていただいており
毎年待ち遠しいお祭りですね。
参加させていただいていた梯団と祭組は
富士見町ですので東組梯団で三番觸。
祭組は
元門車で
黄色い手拭の〆切となります。
拝殿の練りの鬼踊りの時
輿番が拝殿中央の練りの中を突き抜け拝殿奥へ乗り込み
〆切(元門車・富士見町)の一団が各々榊の枝を手に拝殿へ練り込みます。
神輿渡御時には
灯火が消え暗闇の中
拝殿の鬼踊りは激しさを増し再び最高潮に達し
山神社祭の最中に定位置に付き準備をしていた輿番が、
おかいこみ(両手を下にさげて持つ)の状態から興奮の絶頂にある乱舞の中を押し分け
松明の明かりを先導に拝殿の奥から中央を割って外に出てきます。
神輿の後に
裸の群が続いて出る。
二本の松明に先導されて
猿田彦・先供・神官・神輿の順で参道を下るのですが
この松明も制札の辺りで消されます。
裸の練りが勢い余って神輿に近付くのを防ぐため
〆切は榊の枝で地面を叩きながら裸の群を追い戻すという大役。裸祭りをよくご存じの方は
この迫力あるシーンをご覧になりたいが為に
待機されている見物人の方も多いですね。
あまりの迫力で
見どころのひとつです。
というお祭りで
今日は先ずは会所へ
ご挨拶を兼ねお酒を。
ビールや缶チューハイも良いですが
やはり昔ながらの日本酒ですね。
お酒は
父の代から
兄と私も世話になっている
見付の有名な老舗の大橋酒店さん。
女将さんもお元気で
熨斗を綺麗に手書きで書いてくださいます。
今年は
「ちょっと字に勢いが足りないわぁ・・・」
とおっしゃってしましたが十分です。
今は
手書きで書いてくださるところも少ないので。
若女将は
二本のお酒をを手際よく縛ってくれて
中に居た甲斐犬のワンちゃんも可愛くて。
甲斐犬は
昔我が家にも居ましたが
久々に見ましたね。
そして
会所へと。
中には
重鎮ともいえる
昔からのお馴染みさんもいらっしゃるのでご挨拶。
当店は
父がまだ若く「人形の晃月」の頃
現在の浜松磐田信用金庫 富士見町支店の場所にありましたので
今回移転して戻ってきても昔をご存知の方も多く快く受け入れていただきありがたい事です。
青年達も頑張っており
受付で「ありがとうございます!10月末オープンの秀月さんですね!!」
と元気の良い返事が返ってきて嬉しくなってしまいますね。
そして
重鎮の方とも
少しお話しさせていただきました。
さらに
元門車の旗をパチリ。
この大事な旗ですが
赤布の周りを囲ってある布は
当時寄付させていただいた反物で
京都西陣織の高級金襴で鏡龍という柄になります。
お雛様や
子供大将の衣装に多用していましたので。
一時期
特注でこの金襴に
「秀月」の文字を入れて織っていた時があり
今でも修理等で持ち込まれるお客様の中で
その金襴を使用したお雛様を持ち込まれる方がいらっしゃるのですが
今では織る事が出来ない大変貴重で高価な金襴となります。
もう45年近く前のものですが
この旗を見るたびに思い出しますね。
戦(いくさ)でいえば
馬印となる旗に使用される訳ですから
これほど光栄な事はありません。
そんな事を思い
清々しい気持ちになりました。
この
見付天神 裸祭も
「伝えたい日本の心 美しい伝統」
ですね。
そんなお祭りへの
参加・お手伝いをさせていただける事は
とてもありがたい事です。
明日24日夜に行われる
還御も見どころのひとつ。
詳しくは
見付天神裸祭/見付天神公式ホームページをご覧ください。
伝えたい日本の心 美しい伝統
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