「 利休にたずねよ/山本兼一 」
おのれの美学だけで天下人・秀吉と対峙した男・千利休の鮮烈なる恋、そして死。
(Amazon「BOOK」データベースより)
最近
少し茶の湯の世界に興味を持ち
独学ですがちょっと勉強してみようかなと思いつつ。
その世界に精通している訳ではないので
偉そうな事も言える訳も無く自分で資料を探して見て読んで
侘び寂の世界や作法など茶の湯の世界を愉しんでみようかと。
その中でも千利休という人物にも興味を持ち
歴史小説ですが直木賞候補にもなった山本兼一氏のこの本を愛読しています。
飛び抜けた美的センスを持ち
刀の抜き身のごとき鋭さを感じさせる若者が恋に落ちた。
堺の魚屋の息子・千与四郎――。
後に茶の湯を大成した男・千利休である。
女のものと思われる緑釉の香合を
肌身離さず持つ利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し
気に入られ天下一の茶頭に昇り詰めていく。
利休は一茶人にとどまらず秀吉の参謀としてその力を如何なく発揮。
秀吉の天下取りを強力に後押しした。
しかし、その鋭さゆえに、やがて対立。
秀吉に嫌われ、切腹を命ぜられる。
本書は、利休好みの水指を見て、そのふくよかさに驚き、侘び茶人という
一般的解釈に疑問を感じた著者が、利休の研ぎ澄まされた感性、色艶のある世界を
生み出した背景に何があったのかに迫った長編歴史小説である。
(Amazonより抜粋)
惚れ惚れしてしまう一冊です。
ちなみに千利休という人物の
様々の道具にも極限まで無駄を省いた美意識に
今更ながらですが惚れてしまいます。
どこでかでお茶を習ってみようかな。。。
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